こんばんは。鬼頭です。
もっとイヴァンカさんのネタで、
話を続けたかったのですが、
余りにも腹立たしいことが続いているので、
同業者さんからの批判を承知で、
仕事の話をさせてください。

さて、先月・今月と、
弊社が売主様側の不動産会社になる案件に
同業他社さんやハウスメーカーさんから、
5件の購入申込がありました。

そして、そのうち4件が、
契約直前にキャンセルです。

いや。止められるのは仕方がないです。
買主様にもご事情があると思います。

でも、私、毎年年間70件程度
お取引をさせていただいておりますが、
●申込したけど、価格が折り合わなかった
●申込したけど、2番手で買えなかった
●ローンが通らなかった
を除くと、
契約直前に買主様から契約のキャンセルを
いただくことなんて、年に1-2件です。

皆さん、一体どんな営業をされているのでしょうか?
不動産会社の単なる言い訳だと思いますが、
買主様のキャンセル理由が
●学校が遠い
●買主様と家族の折り合いが付かない
●家相が悪い
●配管の状況が悪い
なんです。

僕から見ると、こんなの申込みの前に
分かることですよね?
物件のマイナス点を重々お客様に
ご納得いただいてから、
購入申込をいただくのが
不動産営業としての仕事なんじゃないのでしょうか?

営業トークで、安易に、
「申し込んで物件を抑えましょう。」
とか、
「他の人に取られちゃうといけないから、
取りあえず申込しましょう。」
とか、
「滅多にない物件ですので、
これ逃すと次がないですよ。」
とか、言ってませんか?

お客様も、営業トークに引っ掛かり、
キャンセルできるからと、
安易に申込されていませんか?

確かに慌てなきゃいけない物件も、
年に2-3件あります。

でも僕は、いつもお客様に、
「申込なので、キャンセルできますが、
弊社も信用で商売をしているので、
申込みをされたら、購入してくださいね。」
とお願いをし、マイナス点をご説明し、
ご不安な点を解消して、
更に、一晩以上冷静に考えていただいてから、
申込みをいただいています。

だって、その申込の先には、
相手方の不動産会社がいますし、
その向こうには、物件の売主様がいらっしゃいます。

毎月の営業成績に追われている営業マンに
ご理解いただくのは難しいと思いますが、

地元に根付いて仕事をしている以上、
お客様の声という信頼が仕事の生命線なんです。

お客様のために仕事をしていることを
忘れずに日々の不動産営業を行って欲しいと思います。

って、こんなこと書いてるから、
同業者に煙たがられる存在になります。
ま、仕方がないです。(汗)

答えは20年後に分かります。

グレイス不動産株式会社
鬼頭 克郎


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