こんばんは。鬼頭です。
部下の西浦にブログの構成ことで説教したのに、
自分がブログを書いていないと、立場がないため更新します。

さて、先日お客様からこんな相談を受けました。

>以前、中古の家を購入した、●●です。
>数年前から、台風や大雨が降ると、1階の和室のサンの部分から、
>雨漏りがします。(年に数回程度)
>どうやら、バルコニーの防水加工部分から、
>入ってきているみたいです。

>保証書があり、保証書も平成28年まで残っているので、
>防水加工をした、建築会社に連絡したところ、
>中古物件の引き渡しの時に、旧所有者様から保証の引き渡し書類が
>提出されていないので、保証は受けられないとの回答が・・・

>建築会社の人は、「現場を見に行って、かんたんな手直しなら無料ですが、
>修理となると有料になります。」と言っていました。
>また、売主さんは、「建築会社の担当者に連絡しておいたから大丈夫。」
>と言っていたので、保証などは、問題ないと思っていました。
>この場合、どうしたらよいでしょうか?

買主様には、「もう引き渡しをして何年も経っているので、
原則は、買主様で補修工事を行っていただくことになりますよ。」
とお伝えした上で、「やるだけやってみますね。」
とお答えしました。

まずこの取引、僕は買主様側の不動産会社で、
売主様側の不動産会社は僕の前職場で、担当は後輩でした。
その後輩も、今は前職場を退職して、自分で不動産業を営んでいます。

取りあえず、後輩に電話してみたら、
「そんなん知らんですよ。前職場に言ってくださいよ。」
と、思いっきり逃げ腰。
まぁ、気持ちはわかるけど、切ないね。

じゃあ、前の職場に電話。って思うのが普通なんですが、
どうせ、前職場に連絡したって、対応するわけなくて、
そんな昔に引き渡した物件のことなんて、知らんわ。
って、言われてしまうのが目に見えているので、
自分で何とかしなければなりません。

幸いにも、知らない売主様では無かったので、
売主様に電話を試みます。
確か、引越して沖縄に行かれたはず。
電話を掛けると、「お掛けになった電話番号は現在使われておりません。」
そうか。。。
気を取り直して、売主様が引渡しの時に、
「この担当者に話してあるから。」と買主様に渡された名刺の
建築会社の営業マン2人に電話をします。
すると、「あ、二人とも退職しています。」との返答が。
そうか。。。

当時の担当者は僕以外誰もいないという結果。
不動産業界は人の移り変わりが本当に多いですね。
因みに前職場は4年いると、社歴が古い方から3分の1になります。

仕方がないので、工事をした建築会社と折衝です。。。
何度かやり取りをした結果、

>先ほど、建築会社の担当者様から、
>「特例で保証対象になりました。」と連絡がありました。
>近いうちに見に来てくれるとのことです。

>鬼頭さんのおかげで、雨漏りに対する心配がなくなりました。
>親身に相談に乗ってもらって、解決までしてくれるなんて、
>相談してよかったです。

と、お客様からメールをいただきました。
折衝した結果、何とかなって良かったです。
特例を認めてくださった、建築会社さん、
僕に相談してくださった、買主様
本当にありがとうございます。

私的には、かなり自己満足度が高かったので、
自分にご褒美のため、感謝祭中のかつやでかつ丼(松)を注文。

美味しいけど、思ったより量が多く、ちょっと胃もたれ気味です。

しかし後輩よ。
いつまでも大手のような、売り逃げ営業をせず、
こういった仕事を自ら進んで行わないと、
お客様が地元の不動産会社に声を掛けてくださる意味がなくなっちゃうよ。

グレイス不動産株式会社
鬼頭 克郎