こんばんは。鬼頭です。
昨晩は三井のリパーク主催の懇親謝恩会に参加してきました。
まぁ、単純に前いた会社からお呼ばれされただけですが。。。

メインはスポーツジャーナリスト二宮清純氏の講演会です。

テーマは【スポーツにみる勝者の思考法】です。
正直、講演会の内容は期待していなかったのですが、
二宮さんがスポーツを通じて学んだ、すごいところを
発表されるかなり面白い内容で、仕事にも役立つものでした。

欧米ではスポーツは地域振興が第一ですが、
日本はスポーツの所属が文科省の管轄で、
教育の一環という面があります。
そうしているのは、中国、北朝鮮、キューバ、日本の4ヶ国だそうです。
日本の考え方はまだ共産圏の考え方のようです。

さて、日本サッカーをプロ化させた、川淵三郎さんは
Jリーグを発足させる際に、
「時期尚早と言う人間は、100年たっても時期尚早と言う。
ようはやる気がない言い訳だ。」
「前例がないと言う人間は、200年たっても前例がないと言う。
ようはアイデアがない言い訳だ。」
と言って、サッカー協会で力説されたそうです。

今のリーダーに必要なものは、
机上の空論を地上の正論に変える度胸と覚悟。
Passion リーダーはぶれない。
Mission リーダーは使命感や理念を持つ。
Action  リーダーは行動者でなくてはならない。

また、世界で成功するスポーツ選手の条件は、
オンリーワンの技術Skillはもちろんのこと、
折れない心のWillが必要だそうです。

最後に、イタリアのサッカー教本の最後の一文を紹介されました。
【il bello dorso】
直訳すると、【毅然とした背中】だそうです。

凡百の失敗するリーダーを見てみろ。
自らの表情には興味を持っていたが、
自らの背中の状況の確認を怠った愚か者たちの屍の群れだ。
子供は親のどこを見て育っているのか知っているか?
それは顔ではない。背中である。
生徒は教師のどこを見ているか?
それは顔ではない。背中である。
選手はコーチや監督のどこをみているか?
それは顔ではない。背中である。
部下は上司のどこをみているか?
それは顔ではない。背中である。
il bello dorso
良きリーダーたらんとする者は、まず良き背中を持て。

二宮さん曰く、本当の帝王学はローマにしか存在しない。
なぜなら帝国はローマ帝国しかないからだ。
帝王学の一番初めに何と書いてあるか。
「よきリーダーたらんとするものは、
まずもってみずからの地位にふさわしい背中を持ちなさい」
この言葉は、帝王学の第一歩であると。
イタリアのサッカー教本が、この言葉で締めくくられる。
歴史の重みが違いすぎると。

深い言葉です。

良き背中ね。どう?w

グレイス不動産株式会社
鬼頭 克郎