こんばんは。鬼頭です。
先日、平成24年の路線価が発表されましたね。

路線価は、主要な道路に面した土地の、
相続税や贈与税の基準となる価格です。
実際の取引価格とはとても乖離がありので、
取引の参考にはなりませんが、
その土地価格の傾向が昨年と比較して、
どのようになっているのかを計ることができます。

中部地区の各税務署管内の最高路線価は、
4年ぶりに名駅周辺で上昇しました。0.9%ですけどね。
名古屋駅前の再開発効果が鮮明になってきました。

逆に栄は大津通りで、約3.6%の下落です。
だんだん名駅>栄となってきています。
栄の復権はなるのでしょうか?

さて、豊明市内と言いますと、
ほぼ横ばいから、下落の大きな地点でも2%の下落幅です。

本当に地価、下げ止まってますよね。
だって、分譲会社さんが、一般のお客様が買われるような価格で
土地を購入されて行きます。
当社でも毎月1件は分譲会社が買われる土地の取引があります。
一般に売りに出されている土地でも、どんどん購入されますので、
土地をお探しのお客様には、なかなか厳しい状況です。
●1.5m以上の高低差がある。
●30~45坪程度に土地を分けて販売できない45~60坪程度の大きさ。
●相場より高め。
などの分譲会社が買わない条件の中で、
良い物件を探さなければなりません。
土地購入を焦っていないのであれば、
思い切って、ここ一年は情報収集でも良いかもしれませんね。

逆に新築住宅をお探しのお客様は、
これから1年位は、たくさん物件が売りに出されますので、
焦らずじっくり物件を比較検討できると思います。

しかし、こんなに分譲会社が購入されると新築物件の供給過多になり、
2~3年後に新築住宅の値崩れが起きるのではないかと
考えてしまいます。

グレイス不動産株式会社
鬼頭 克郎