こんちには東です。
私はグレイス不動産でエスクローという仕事を行っております。
エスクローというのは、皆様が弊社に売買のご相談をいただいた際に
物件の調査を行う役目です。

皆様が不動産取引をなさる際の大切なことや気を付けることを書いていきます。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

前回は【土留め】について書きました。
今回は【雨水排水】について書きます。

雨が降ると、雨水は側溝を通じて川に排水されます。
一般的な道路側溝は幅約30センチ、深さ約30センチです。
排水の流量計算を行う場合、満水になるといけないので、8割深水の高さで計算を行います。
局地的な雨が降って洪水になった際には、側溝から雨水が溢れて、道路に浸水します。
この浸水をハザードマップ上では、内水氾濫と言います。
内水氾濫を防ぐために、側溝への排水についていろいろな制限があります。

●道路側溝の制限は
豊明市所有の側溝へ雨水を排出する場合は、排出量に制限はありません。
国や愛知県所有の側溝に雨水を流す場合、基本的には排水はできません。、
しかし、他に排水先がない場合は、前面道路の側溝の深さや勾配を測り、排水できる量だけ、
側溝へ排水を行い、できない雨水は敷地内で浸透する必要があります。

お土地を造成する場合の制限では
●特定都市河川対策法では、500平方メートル以上の舗装を行っていない土地について
造成工事を行う場合、貯留槽などの浸透設備を設けて土地からの雨水の流出を抑制します。
具体的には田や畑・砂利の駐車場などを宅地にする場合、雨水の流出抑制のために、
地面を掘って地下に浸透施設を作ったり、側溝や雨水排水管に穴を開けて、
地下に浸透させるなどして、雨水の側溝への流出を少なくします。

●宅地造成等規制法では、造成面積が1500平方メートルを超えた場合、
宅地内の排水について、前面道路への排水について流量計算を行い、
雨水を側溝に流して溢れないかを確認します。

●都市計画法の開発行為で新たに側溝を築造する場合も、宅地造成等規制法と同じく
開発区域内の排水について流量計算を行い側溝の大きさを決めて、排水を行います。
などがあります。

豊明市の水害・土砂災害ハザードマップには1000年に一度程度の大雨で境川が増水し、
水が溢れたり、堤防が決壊した際の外水氾濫を表す図と、
外水氾濫が起こり、水路や下水道などで排水しきれなくなることによる内水氾濫を表す図があります。
災害に備えて、お住いの地域のハザードマップ情報をご確認ください。

弊社ホームページには、ハザードマップ情報を掲載しており、浸水高さが微妙な場所は、
被害が大きいほうを記載しております。
豊明市のハザードマップ情報と併せて弊社ホームページもご確認いただけますと幸いです。

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